レーザー距離計から腕時計タイプの距離計に替えた理由
距離計、いいですよねぇ。
あんな便利なもの、僕がゴルフを始めた頃にはありませんでした。
セルフラウンドの時はヤード木だけを頼りに、キャディーがいる時は全幅の信頼を寄せて、教えてもらった距離を打って・・・そんな正確になんて打てやしませんでしたけどね。
僕の使った距離計の歴史は
音声で距離を教えてくれるタイプ(GPS)
↓
腕時計タイプ(GPS)
↓
望遠鏡タイプ(レーザー距離計)
↓
腕時計タイプ(GPS) です。
なぜ、望遠鏡タイプのレーザー距離計から腕時計タイプに戻したのか。
それにはもちろん理由があります。
望遠鏡のように覗かなくてはいけないレーザー距離計は
⭐︎ 慣れるまでは、覗いて距離を測るのに時間がかかる。
⭐︎ 慣れるまでは、手ブレなどして本当に正確に測れているのか自分自身を信じられない。
⭐︎ 慣れるまでは、ポケットに入れたままスイングするのが気になる。
など、色々と自分には向いてないところがあったのですが、実は慣れて使いこなせるようになる前に使うのをやめたので、実際に使い慣れた時の有能さは理解していません。
メーカーの方、ごめんなさい。
ただ、腕時計タイプに戻した1番の理由は
「レーザー距離計を使うことを(自分的に)許される技量に達していない」からです。説明しましょう。
これ見よがしに正確な距離を測って、その距離を打てなかった時の恥ずかしさに耐えられますか?
音声や腕時計タイプと違って、レーザー距離計には必ず「レンズを覗く」という動作と、それなりの時間が必要になります。
つまり、計測していると(ああ、あの人は今あそこで距離を測っているな)ということが誰の目から見ても明らかだということです。
きっと、使い慣れたら素早く正確な距離がわかるのでしょう。
ただ、どれだけ時間を短縮できたとしても、測っている様子はみんなが注目しています。
(ん!157ヤード。少し上っているのとアゲインストの風で、プラス10ヤード。ってことは、打てば良いのは167ヤードだな。よし!!!)
『ダフッ!!』(あっ!?!!!!!!)
この時、彼の計測タイム+打ち終えるまでを待っていた人たちはどのように思っているでしょうか?
性格が極悪の僕ならこう思います。
(おやおや、あんなに時間をかけて皆を待たせて距離を測ったのに、そんなチョロを打ったら意味ないじゃないのよ・・・)
(まだ10ヤードすら打ち分けることができないのに、そんなに正確に距離を測る意味なかったじゃないの・・・)
音声タイプも、腕時計タイプも、距離を計測するための動作が必要ないので、そのために待たされている感覚はありません。
だからミスショットをしても(そんな正確な距離を知る意味があったかい?笑) とはなりません。
まあ、1分も2分も待たされてイライラしているわけではないのですが。
とにかく僕は、せめて8割くらいは打ちたい距離を正確に打てるようになるまで、レーザー距離計は封印することにしたのです。
距離を計算・イメージするのもゴルフの楽しみと考えて自分で頑張りましょう
特に飛距離自慢の人たちに見られる傾向ですが、PAR4やPAR5のティーグラウンドから、なぜかピンまでの距離をレーザー距離計で測っている輩がいます。あれには一体なんの意味があるんでしょう?1オンでもさせるつもりなんでしょうか。
あの時間、本当にムダです。
そしてもっと気になるのが、グリーンまで来るとレーザー距離計をキャディーに預ける人。それでなくとも、みんなのウェッジを預かったり、ボールを拭いたりしてくれてるんですよ。
距離計を渡してオタオタさせているのを見るたびに「キャディーさんは手一杯みたいなんであんたの距離計、僕が預かりましょうか?」って言ってやりたくなります。
腕時計タイプはいいですよ?
荷物にならず、距離を測っているようにも見えず、キャディーに質問する必要もない。
キャディーに質問するのもダメなのかって?
「キャディーさん、ピンまで何ヤード?」って聞くからには、ある程度近くまで寄せなくては(あれ、私そんな距離を打てと言いましたっけ?笑)って思われるに決まってるんですから。
そんなことを考えてゴルフをしている僕は卑屈ですかね?
いいえ、格好つけたいだけです。
そもそも、バンカーや池、フェアウェイに植えられた木だけでなく、地形や天気によって変わる風、グリーンの奥に見える森林や山、空も含めた風景によって起こされる距離の錯覚も、名だたる設計者たちが仕掛けたコースの罠。それも含めてのコース難易度(コースレート)です。
パットのライン読みを含めて、自分の感覚だけでコースを攻略するのもゴルフの楽しみだとは思いませんか?
キャディーに高低差で変わる距離まで細かく教えてもらっておいて、ミスショットしたのに「なんでこんなに(風が)アゲてるって言わなかったんだ!」なんて怒ってる人。
今すぐゴルフ引退してください。