キャディーを勝手に自分専属にしている人、いませんか?
あなたが一緒にラウンドする人で、こんな人はいませんか?
グリーンまでの残りの距離に合いそうなクラブを1本だけ持って、ボールの場所まで行ってから、「こりゃダメだ…」って、クラブを取りにカートへ戻る人。懲りもせずに何度も何度もカートとボールの間を往復している人。
これはセルフプレーの場合です。
キャディーがいる場合、【クラブを自分のところまで運んで来るのがキャディーの仕事】とばかりに、クラブを1本も持たずに手ぶらでボールの位置まで歩いて行って、そこからキャディーに「〇番持ってきて!」って言ってる人。
ひどい時はコースの右から左まで、打つたびに違うクラブを取りにキャディーさんを2回も3回も走らせています。
さらに見ていておやおや・・・と思うのは、欲しいクラブを自分だけにしかわからないクセの強い呼称で指示出してる人。
「キャディーさん、よんばんゆーて! (4番ユーティリティ)」
「ごっぱち (58°)持ってきて」
「ぴーちゃん (PW)くださーい!」
そりゃキャディーも、どのクラブのことかわからなかったり、聞き間違えたりするのは必然です。
(なんで「これは違う!」って怒れるんだよ?キャディーさんはオマエのクセツヨな呼び名のせいでクラブを勘違いして持ってきたんだよ!だったら自分で取りに行ってこい!)
胸の内でそう叫んだことも一度や二度ではありません。
そんな人にはキャディーも一応、そいつがまだカートの近くにいるうちに先回りして「何番あたりをご用意しましょうか?」とかって聞いて、先にクラブを渡しておこうともするんですけど、そういう人に限って「ライを見てから決めるわ」なんて。
これが4人全員だとしたら、キャディーはその日、家でヤケ酒でしょう。
その気力すらないかもしれません。
クラブは自分で持って歩きましょう(3本まで)
セルフプレーの場合は、さすがに同伴メンバーに迷惑がかかるので自分で走って取りに行くから、まだ微笑ましくも見ていられるのですが、キャディーを何度も走らせているのを見ているとどうしても一声かけたくなります。
「最初からクラブ何本か持って行ったら?」
みんなのキャディーですから、右に左に、その人のためだけに時間を取られて疲労困憊してもらっては困るのです。
困るよりなにより可哀想。
正直なところ、気持ちが全くわからない訳でもないんです。
クラブを沢山持ってボールに向かって歩いているのを見ると、何となく初心者の頃を思い出しもするから。あの頃、距離もライも自信がないから色々準備しておきたかった。構えてみてからクラブを変えることだってよくあった。
ガチャガチャと何本もクラブを持って歩いているのはちょっとだけドン臭さも感じます。持って歩くのは3本までですかね。
それでも、自分のためだけに何度も人を動かすことへの申し訳ない気持ち、ありがとうの気持ちだけは一緒にゴルフをやる人として持っていてもらいたいものです。
自分のことは自分でやれば、キャディーは”心情的にあなたの専属”に
特に多いのはグリーン周り。入っていないはずと思っていたバンカーでボールを発見して
「サンドちょうだい!」
なんて光景はちょいちょい見ます。キミの危機管理能力、ゼロなのかい?
その都度、みんなのパターを持ってグリーンに向かっていたキャディーは、カートまでダッシュしなくてはいけないのです。
一回二回ならともかく、何度もそれをやっている人を見ると
(この人は思いやりがない人だな)と思います。もしくはよっぽど頭の悪い人。どちらにせよ、イメージマイナスですよね。
ちなみに、あなたはアプローチには何のクラブを使っていますか?
1本? 2本? 3本?
僕はPWと52°、58°の3本を使い分けることにしています。一本でいろんな球質を打ち分けられるほど技術がないので。
アプローチが終わった後、キャディーからパターを受け取って、代わりに他のクラブをお願いしますよね?
もし4人が全員、3種類のクラブを持ってアプローチに来ていたら合計12本、キャディーはグリーンで重いクラブを持たされることになります。その上で、ラインの読みをやらされるわけなんです。
アプローチのクラブはどうしても必要なので仕方がないことなのですが、そこにも小さな思いやりを。
他の人より早くグリーンに乗せることができたなら、先に自分のクラブだけでもカートに片付けに行ってあげましょう。
セルフプレーの時と同じように自分で何本かのクラブを用意して持って行き、余裕があれば自分でカートに片付ける。
自分のことは自分でする。
それだけで、キャディーはあなたの味方になってくれます。