おひさしぶりです
毎度どうもこんにちは。
愛される人のゴルフ、筆者です。
このエッセイ、ずいぶん長いこと更新が止まっていました。なのに知らん間に、めちゃくちゃ大勢の人に読まれてたな・・・世の中モテたいゴルファーがこんなにいたんだと、正直引いています。
再開の理由はいろいろあるんですけど、一番大きな理由は、このサイトにはちょっとした思い出が詰まっていてですね。
僕にはこのエッセイを楽しみに読んでくれていた、大好きだった女性がいたんですよ。
記事を書く。
読んでもらう。
文章や表現のダメ出しをしてくれる。
そして大いに共感もしてくれる。
修正する。
またダメ出ししてくれる。そして褒めてくれる。
そんな僕のことが大好きだと言ってくれる。
今思えば、普通に共同作業です。
いや、交換日記か・・・ラブレターのやり取りだったかもしんない。
その子とはもう連絡を取っていません。
お誕生日にメッセージ送ろうと思ったら、なんとLINEをブロックされていましてね(笑)
俺、どこがモテるんだか。
でも世の中、どこで誰が見ているか分からないもんです。
もしかしたら、ふと急に昔を思い出してサイトを開いてみたり
「あ、まだ続けてたんだ」
なんて、なにかの拍子に偶然見つけてくれるかもしれません。
そんな淡い期待を胸に、久しぶりに再開してみることにしました。
おいキミ、幸せにやってるかね?
「愛される人のゴルフ」ですからね。
まずは一人に届けるつもりでやってみたいと思います。
さて。カッコいい人の話、続けましょう。
女の子を下の名前で呼べない、そんなアタシ
ところで僕は、女の子を呼び捨てで呼ぶのがとても苦手です。
「下の名前にちゃん付け」でも、なかなか呼べません。
「山田さん」とか「岩田さん」とか、「苗字にさん付け」が、マイスタンダードです。
下の名前で呼び捨てになると、もう苦手というより完全に無理です。
初対面に近い関係なのに、平気で女性を「下ネーム呼び捨て」で呼んでいる野郎を見た時には
(お前はいつからその子の彼氏になったんだ?)
と心の中で言っています。おまえ、キムタク気取りかよ。
ま、人それぞれなんでしょうが、僕にはできないっす。
だからそもそも、初対面の女性にお名前を聞くのも、わざわざ名前を呼んで声をかけるのも、僕にはちょっとハードルが高いんです。実はシャイボーイですからね。
そんな僕が、
「ほう・・・これは・・・!」
と思った出来事がありました。
初対面のキャディさんを「カエデさん」と呼ぶ同伴者
もう遠い昔のある日のラウンドのことです。
その日は初めて行くゴルフ場でした。
もちろんキャディさんも初対面。
ところが同伴者の一人が、
「カエデさん、残りの距離は何ヤードですか?」
「カエデさん、そっちからラインどう見えます?」
と、以前から知り合いかのように名前で呼んでいるんです。
(はっ?)
と思いました。
だって初対面ですから。
ワイなど、女性の下の名前は幼馴染ですら呼べないのに、コイツは「さん付け」とはいえ、初対面のキャディさんをわざわざ名前で呼んでいる。
いつ知ったんだ?
まさか・・・。
ああ、名札を盗み見たな?
コイツ、自分だけ距離を縮めようとしてからに・・・そんなしょうもないことを考えていました。
あれ?名札に書いてあるのは苗字だけだぞ?
キャディさんの笑顔が、全然違う
ところがプレーをしているうちに、あることに気づいたんです。
なんとなく・・・いや、はっきりと。
本当になんとなく、いやはっきりと、
キャディさんの反応が違う。
もちろん仕事ですから、誰に対しても丁寧です。
でも、
「カエデさん、ありがとう」
と、奴から言われた時の笑顔と、
「キャディさん、ありがとう」
とその他の連中から言われた時の笑顔が、少しだけ違う気がするのです。
気のせいかもしれません・・・いいや違うんだ、気のせいじゃなくってはっきりと違うんだよ。
ゴルフって、そういう空気を感じるスポーツじゃないですか。
なぜ、その人は名前を覚えたのか
考えました。
この人、なんで名前を覚えたんだろう。
朝の自己紹介をちゃんと聞いていたのか。
持ち物にでも書いてあった名前を見たのか。
それとも直接聞いたのか。
どちらにしても一つだけ確かなことがあります。
それは、
苗字であろうと、下の名前であろうと、相手の名前をちゃんと覚えようとした。
ということです。
考えてみると、これって意外と面倒です。
スタート前なんて、
今日はドライバー大丈夫かな。
パター入るかな。
ランチは坦々麺かな。
そんなことしか考えていません。
少なくとも僕はそうでした。
その中で、
「この人の名前は何だろう」
と思えるということは、ちゃんと意識が自分以外に向いているということです。
そして、気持ちに余裕があるってことです。
モテたいんじゃない。気持ちよく過ごしてほしいだけ
最初は正直、
(この人、モテようとしてるな。そしてちゃんとモテているんだろうな)
と思いました。
だって初対面の、そして「明日には覚えていないであろう女性」の名前を呼ぶ男です。
そりゃあモテそうじゃないですか。
ところが一日見ていて気づいたのです。
違う。
この人、自分がモテたいんじゃない。いや、モテたいだけではない。
だって、レストランの男性スタッフにも名前で声をかけているんだもの。
相手に気持ちよく仕事をしてもらいたいんだ。
つい「職業名」で呼んでしまっていた僕ら
キャディさんも人です。
レストランのスタッフさんも人です。
フロントの皆さんも人です。
当たり前の話なんですけど。
気づくと、
「キャディさん」
「店員さん」
「スタッフさん」
みたいな職業名で呼んでいる。
でも名前で呼ぶ人の印象は違います。
その人をちゃんと一人の人間として見ている。
私のことを一人の人間として見てくれている。
そう思えるから、自然と会話も柔らかくなる。
空気も良くなる。
愛される人は、相手を「一人の人間」として扱える人
それに気づいて以来、僕もすっかり真似をするようになりました。
ま、僕の場合は「苗字+さん」ですけどね。
これでもよく頑張ったほうです。
記憶力の無さには定評がある僕ですが、とにかくまず名前を覚える。
そして声をかける時には名前を付ける。
名前を忘れた時には、気づかれないように名札を盗み見します。
いや、もちろん最初は照れましたよ。
実は今でも少し照れます。
でも、不思議と相手の表情が柔らかくなる瞬間があるんです。
そしてもっと不思議なことに、いや、きっと当然ながら
そういう人は結果としてモテる。
それね、本人は別にモテようとしていないんです。
相手を気持ちよくさせようとしているだけ。
でも結局、人に好かれる人というのはそういう人なんですよね。
女性を下の名前で呼び捨てするなど
ちなみに、僕は今でも女性を呼び捨てになどできません。
下の名前の「〇〇ちゃん」なんてのでも、初対面では絶対に無理です。
それはあの時に気付かされたから。
愛される人というのは、
相手との距離を縮めるのが上手な人ではなく、相手を一人の人間として扱うのが上手な人。
そういうことですよ。
名前の呼びかたの差じゃないんです。
そういや・・・冒頭の彼女のことも、結局最後まで名前で呼び捨てはできなかったな。
幸せでいてくれよ。
