シャフトの重さ、5グラム変わっただけでそんなに違うんですね!
「このアイアンは通常よりロフトが立っててさ・・・・」
「シャフトを重くしたから・・・」
「クラブヘッドの顔が良くて・・・」
ゴルフ場へ行くたびにあちこちから聞こえてくる会話ですが、ゴルフクラブ(道具の方)についてめちゃくちゃ詳しい人、いっぱいいますね。
なんでしょう、ゴルフショップにお勤めだったりするんですか?重量だったり、シャフトがどこでしなるかだったり何だったり、各メーカーの各製品をあれだけ覚えられるのって完全に特殊技能だと思ってるの僕だけでしょうか。
僕は自分のクラブすら、その性能の詳細を知りません。
自分が人よりかなり劣っているかもしれないと感じるのは、クラブの重い軽い、シャフトの硬い柔らかい、ヘッドの返りが速い遅いなど、打ってみた時にクラブの性能の違いが全くわからないところです。
打ちにくい・打ちやすいは、実際に打ってみた結果としてなんとなくわかるんですよ。いつもと同じスイングで良い球が出れば「打ちやすい」、なかなか良い球が打てなければ「打ちにくい」。それが「自分に合っているかどうか」ということなのか・・・?
人のクラブを借りてちょっと振ってみただけで「ああ、やっぱ重いね」とか、「シャフト柔らかいね」とか話している人たちを見ると、自分の感性のなさを痛感するばかりです。
5グラムや10グラムでそんなに違いを感じるもんなのかなあ・・・と。そして、彼らは本当に違いをわかってるんかなあ・・・と。
あなたからミスショットの言い訳を聞きたい人は、きっといない
さて、クラブにお詳しい人、そしてその情報を人に多めに語りたがる人によくある傾向(2025年僕調べ)として、”クラブの特性をミスショットの言い訳にする”があります。
まったくの、個人的な、僕の勝手な、参考にならない印象です。
「ああ〜!!重たくしたから振り遅れた!!」
「フェイスが開いてる分、被せに行っちゃった〜!」
「シャフト柔らかすぎてヘッドが戻って来なかった」
オマエ、ついさっきそれを得意気に解説してたやないか。わかってて打っとんのと違うんかい。僕は心の中でこう呟いています。なぜかどこか地方の訛りで。
そもそも言い訳が良くないですが、自分のスイングについてならまだともかく、クラブのせいにしてミスショットを語り出すのは格好悪すぎやしませんか。いや、アンタのスイングについても全くどうでもいいけれども。ま・・・スイングについてならばまだマシなのかもしれません。人のミスの話を聞いて自分が良くなることもあるからです。ただ、クラブは違う。アンタしか使わないモノや。
こういう言い訳を一生懸命、あなたに寄り添って聞いてくれている同伴プレーヤーがいます。たとえば、僕です。
いや、あなたの言い訳を助長してしまうのはこの「聞いてくれる人」なんです・・・。
僕もついつい突き放すことなく、さも興味があるかのように話を聞いてしまいます。だけど知ってください。あなたの言い訳を聞いてくれている人の99%は、その話どうでもいいと思いながら聞いてあげています。そう考えると、あなたは悪くないのかもしれない。だってあなたのミスショットの解説を興味を持って聞きたがってくれている人に、あなたは教えてあげているだけだもの。むしろ親切。
シャフトの5グラムの違いがこんなミスを生むことがあるんですね。なるほど。
いいえ・・・残念ですがそんなことを考えながら話を聞いているのではありません。
(面倒臭えな、こいつ。)そう思いながら、かなり我慢して聞いています。もしくは聞いていません。あなたの表情や声のトーンに合わせて眉をしかめたり、微笑んだりしているだけです。
あなたのことは好きです。ただ、今、今この瞬間だけ、すごく面倒臭いだけなんです。
今ミスショットをしてしまったばかりのあなたが話しているクラブの解説を、そんな風に思って聞いている人がいるかもしれないということだけ頭に入れて、たまには思い出しましょう。思わず言い訳を始めてしまう前に。
「美人すぎる〇〇」ってキャッチフレーズ、誰が付けてるんですか?
ちなみに、こうやって言い訳をする人のことも強く印象に残っています。
フェアウェイの綺麗なライから打っておいて
「ナイスショットすぎてオーバーしちゃった!」
とにかくものすごく素晴らしい球を打ったのでしょう。ごめん、全然見てなかった。
だけど最初から距離を抑えて打つつもりで選択した大きめのクラブでの結果なのであれば、「ナイスショット」=狙ったところで止めたということでしょう?
オーバーは単純にクラブ選択のミスなんですよ。
それになんだよ、「ナイスショットすぎ」って。「美人すぎるなんとか」かよ。
美人すぎる〇〇がキャッチフレーズの皆さん、ごめんなさい。
性格悪すぎでした。