キャディー付きラウンド、してる?してない?

あなたは、キャディー付きでラウンドをすることがありますか?

セルフプレーがほとんどだという方は、もはやキャディーが同伴するゴルフを面倒に感じているかもしれませんね。なにより、キャディーフィー(料金)がかかりますからね。
その他にも、茶店でドリンクくらいご馳走すべきかどうか、するなら誰が支払いするんだ、とかを悩んだり、「下ネタは封印だ」なんて、話題にも気を付けたり、それをデメリットだと感じているなら「キャディー付きラウンドなんて考えたこともない」という人もいることでしょう。

でも、長くゴルフを続けていたら、仕事関係のコンペお金持ちのご招待など、どこかでキャディー付きゴルフをする場合がいつかきっと出てきます。
なにより、あなたがご高齢になった時、ヨレヨレになってもゴルフだけは楽しみたいと思っているなら、最後の最後はキャディーさんにお世話にならなくてはゴルフをやれなくなる時がくるのです。
下の世話ではないです。下ネタではないです

さて、例えば、いつもお世話になっている会社の社長さんからゴルフに誘われたとしましょう。社長が会員権を持っている名門クラブ、当然、キャディーが同伴するプレーになります。

今回のテーマは、「グリーンでキャディーにラインを聞く」です。

グリーンの特徴がわかっていたら有利に決まってる

初めてラウンドするコースだったり不慣れなコースだと、グリーンを知っているかどうか、グリーンを読めるかどうかはスコアに大きく影響してきますよね。
各ホール0.5パットずつ変わるだけでトータル打。
「ゴルフはアプローチとパター」なんて言われるのも納得です。
微妙な傾斜だけではありません。
芝目なんて、ゴルフを相当やり込んだ人たちでも読める人は僅かでしょう。
そこのコースのグリーンのことを全くわかっていないのなら、キャディーにアドバイスを貰うのが世の常です。

格好良いゴルファーを目指すあなたは、キャディーにグリーンのアドバイスを求める前にいくつかおさらいしておくべき事項があります。

キャディーにラインを聞く前に

まずはこれです。

グリーンでの曲がり方は、同じところを目標にして打っても、打つ強さによって全く違う

どうしてこんなわかりきったことを?
それは、そのことを知らないかのようなラインの聞き方をしている人が多すぎるから。

そこそこ距離のあるロングパットで、キャディーが「カップ1個半くらい右に打ってください」とか50センチはフックしますよ」などと言ってくれるのは、あなたがその1打でカップに入れることにそこまで拘っておらず、距離だけを合わせてくるであろうという大前提があるからです。
ところが、2メートル、3メートルのパットは”できる事なら入れたいそして1メートルのパットならば何としても入れたいとてもシビアにならざるを得ない距離。
この辺りの距離のパッティングをする時、「ボール何個分、外したらいい?」という質問している人を結構お見かけします。
カップを通る微妙な曲がりは、強さによって変わってくるのは当然でしょう。
弱ければ曲がり幅は大きく、強ければそこまで曲がらない。

その質問をされた時、本来ならキャディーは
「しっかり強く真っ直ぐ打って、曲がる前にカップのど真ん中を通してください。」と答えてやったって良いわけです。

あなたはそれを踏まえて、適切な質問の仕方をしていますか?

キャディーの方から、「ボール◯個分外してください」と言ってくれた場合、これはキャディーがあなたのタッチを理解してくださったからこその出血大サービスだと思ってください。

続いては、

ひとつのグリーンでラインを何度も何度も聞くもんではな

ということ。
キャディーにファーストパットのラインを聞いて、残念ながらそのパットを外した後、次のパットでも、ショートした後だろうがオーバーだろうが関係なしにもう一度、同じ質問をキャディーに繰り返す人も割といます。
キャディーが(おい、また?)と思っているのと同じように、一緒にラウンドしている他のメンバーも(それさっきも聞いたじゃないか)(見ればわかるだろ)と思っています。
中には、ラインを伝えて次のホールの準備のためにカートへ向かったキャディーを呼び止めてまで、返しのラインを確認して打ちたい臆病者までいます。
そこそこの距離が残っていても「もういいよ。それOK」なんて言われるのは、もしかしたらあなたのその行為に呆れて・・・なのかもしれませんよ。

そして、忘れてはいけないのは

キャディーでも間違えてしまうことはいくらだってある

みんなが見ている前でキャディーがくれたアドバイスとは違う結果が出た時。
スライスだと言われたのに、明らかにフックしていった場合や、真っ直ぐのラインだと言われたのにするするっと曲がってカップを外したなどの場合。

「キャディーさんが言ったのとは違うじゃない」とは、もちろん言わない愛されゴルファーのあなた。
ただ、それを言わなくともあなたが気まずく感じているように、キャディーだってバツが悪いと感じています。
ここで「ごめんなさい、逆でしたね」と自分から素直に言ってくれるキャディーなら気分的にも楽なのですが、中には、(あんたがミスパットしたんだから当然の結果でしょ)といった風で知らん顔をキメ込んでいるキャディーも多いです。
愛されゴルファーの真価が問われるのはここ。

気まずい空気になってしまう前に「今のはしっかり打てていなかったなぁ」と笑顔で言ってあげましょう。本当はしっかり、間違いなくパターの真芯で捉えて100パーセント狙った方向に打てていたとしてもです。
その一言でキャディーは、あなたの人柄を知って少しでも救われた気持ちになりますし、良いキャディーであれば「いえ、私が読み間違えたのです」とも言いやすくなるでしょう。

他の記事でも書きましたが、「キャディーさんでも迷っちゃうくらいの難しいグリーンだから、どちらのラインが当たるか勝負しようよ!」なんて言われたら、そのキャディーはその後の仕事をずっと楽しい気分でやってくれるはずです。

自分でパットのラインを読むことも楽しみましょうよ

色々書きましたが、結局のところ一番良いのは ラインは頑張って自分で読む です。

人に聞かないで自分自身の読みでカップインさせるのが、何よりカッコいいに決まっています。
どうしてもわからない時だけ、ここぞの時に「迷っているのだけど、キャディーさんならどうやって打ちますか?」が良いですかね。

そして見事カップインしたら、キャディーさんに「ありがとう!」です。外してしまっても「勉強になったよ、ありがとう

どっちにしても、感謝をしておけば間違いありません。ありがとうさえ言っておけば。

カップに入ったら君のおかげ。外したならば自分のせい。
このスタンスが愛されゴルファーですね。

言うまでもないですけど、どのような状況であってもカップを外したことをキャディーさんのせいにするのだけは・・・そんな奴はこのエッセイには興味ないか。

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